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どんな歯ブラシを選べばいいか。

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薬局やスーパーなど、いろいろな歯ブラシが販売されています。

いろいろな歯ブラシ製品が、いろいろなうたい文句で宣伝してます。

買う側としては、何が良くて何が悪いのか判断つかないと思います。

歯ブラシ選びのポイントを解説したいと思います。

 

まず、一般的に推奨されるのが、ヘッド(歯ブラシの毛がついている頭の部分)が短く、毛束がまっすぐになっているもの、毛先が丸く、硬さが柔らかい〜普通のもので、ナイロン毛のもの、毛束が3〜4列のものが推奨されます。

しかし、これは一般論であって、どの歯ブラシがいいかという研究は、それそれの研究方法や、条件が違うので比べられず結論は得られていないのが現状です。

なので、自分が使いやすいものが、一番いいとの結論になるのですが、自分の使った使用感と実際に磨けているかというのは別問題なので、歯科医院にいって、その歯ブラシで磨けているかどうかをチェックしてもらう必要があります。

 

結論が、色々、歯ブラシを買ってみて、自分に合うものを探そうだけでは、身も蓋もないので、歯ブラシの基礎知識を示します。

・硬さ

歯ブラシの硬さについては、歯ブラシの毛が細い方が柔らかく、太い方が硬い歯ブラシです。同じ形の歯ブラシで硬さが違うのは、毛の太さが違うのです。製品にもよりますが、柔らかい歯ブラシは約直径0.2mm、普通は0.3mm、硬いは0.4mmとなっています。

また、毛の長さが短いほど硬く、長いほど柔らかくなります。

よって、毛が太く短い歯ブラシは硬く、毛が細く長い歯ブラシは柔らかいということになります。

 

・ヘッドの厚さと毛束の列

ヘッドの厚さは薄い方が良いです。しかし、薄いということは毛束をヘッドに留める部分が小さくなることなので、ヘッドが薄いものは、植毛の技術力が高いメーカーであるといえます。

毛束の列は、3〜4列がおすすめです。細すぎず太すぎず、標準的で、いろいろなブラッシング方法に応用が効くからです。2列や5列以上のものもありますが、その歯ブラシ特有のブラッシング方法をおすすめするものが多く、おすすめできる方が限られます。しかし、その使い方に合致している方は強くオススメしています。

 

・毛の種類

ナイロン毛と天然毛(主に馬毛、豚毛)があります。多くの人には、ナイロン毛がオススメです。

天然毛はナイロン毛に比べてとても柔らいため、歯茎が少しのブラッシング圧で傷ついてしまう方や、歯周病の進行により通常のナイロン毛ブラシ使用が痛くて、できない方にオススメできます。

しかし、天然毛は摩耗しやすく、均一性が保たれていません。また、キューティクルで知られているウロコのような形をしているので、そこに細菌が繁殖し、不潔になりやすい傾向にあります。また、摩耗しやすいため、柔らかくなりやすいため毛のコシが早くダメになってしまう傾向にあります。

よって、一般的には、ナイロン毛をオススメします。

 

・毛の柔らかさ

毛の柔らかさは「ふつう」か「柔らかめ」をオススメします。

硬い毛が良いか、柔らかい毛が良いかという研究結果の結論は、出ていません。

しかし、硬い毛の歯ブラシの使用は歯茎が下がってしまうことに関連します。実際、硬い毛の歯ブラシを使用する人は、柔らかい毛の歯ブラシを使用する人より、歯茎が下がりやすいという研究結果もあります。

また、歯垢(歯の汚れ)の除去効果や清掃効果は、歯ブラシの硬さそのものよりも、歯の磨き方や歯磨き粉の研磨性能の方が影響力は高いです。

さらに、エナメル質という歯の表面の摩耗には、歯ブラシの毛の硬さは影響しません。一方、象牙質と呼ばれる根っこの部分は影響を受けるので、歯茎が下がっている方は、できるだけ柔らかめを使用する方が良いです。

 

これら3つの点を、参考にして、自分に合った歯ブラシを見つけていただけたら幸いです。